建築物の耐震基準

『うちの古いアパート、耐震が心配なんだけど・・・』
『そろそろ建替え時ですか?』
このようなご質問を頂くことが時々ございます。

 

ご自分の賃貸物件の耐震についてのひとつの目安として
いつごろ建てられた建物であるか?があります。

昭和56年6月1日、建物の耐震基準について
建築基準法施行例の大改正が施行されました。

これは、昭和53年の宮城県沖地震をきっかけに
それまでの耐震基準が見直されたことが理由です。

このとき誕生した『新耐震設計基準』による建物は、阪神大震災においても
被害は少なかったとされています。

例えば、急耐震基準で建てられた建物のおよそ30%が大破以上の被害を受けたのですが
新体新基準で建てられた建物が大破したのは、数%にとどまっています。

ご自身の経営されている賃貸物件が
昭和56年5月末日までに建てられた建物であれば
念の為、一度耐震診断などをされてみてはいかがでしょうか?