どうしてお金が貯まらないの?

ようやく過ごしやすい季節となりましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

資産活用課の冨田です。

今回は私も実践しているお金を貯めるコツについていくつかご紹介させて頂きます。

年の初めに”今年こそは必ず貯金するぞー!”と意気込む方も多いと思います。

しかし、目標を掲げてもなかなか達成できないのが現実です。
そこでどうして貯まらないのか、今一度日々の生活を振り返ってみましょう。

●小さな支出を無視してしまっている

何気に、特に気にも留めず日々払っている金額は馬鹿になりません。例えば、出勤途中に自動販売機で毎日買っている缶コーヒー、コンビニでお昼を買うついでに買ってしまうお菓子、そんなのが積み重なると、月間、年間で見ると大きな支出となってしまっているのです。

そして、銀行の手数料もそうです。お金を別の銀行のATMから引き出してみたり、週末に引き出したりすると、手数料が掛かります。そんな小さな支出でも、毎度やっていたら、大きな支出なのです。

そんな無駄な支出を避けるには、面倒でも、家計簿を細かくつけることをお勧めします。銀行の通帳やクレジットカードも含め、家計簿にこと細かい支出を書き出してみるのです。それをすることで、小さい無駄な支出が浮き彫りになります。

●経済的ゴールがはっきりしていない

お金を貯めようとなっても、イマイチその目的がはっきりしていないということがあります。家を買いたい、車を買いたい、老後の蓄えにしたい、そんな漠然とした目標はあるかもしれません。

でも、それには具体的にいくら必要で、どのように、何年後にその金額まで達成したいかということがはっきりしていない場合が多くあります。そのあたりを明確にし、対策を立てて、まっすぐと目標に向かえるようにしっかりと計画を立てましょう。

●請求書、銀行明細、カード明細をよく見ない

電気やガス、電話などの請求書は銀行口座から自動引き落としにされているパターンが多いですよね。そうすると、あまり気にせず、その請求書に目を通さなかったりもします。クレジットカードに関してもそうです。

引き落としになるからと、その金額が銀行に入っているという確信があれば、ろくに使用明細を眺めなかったりします。

でも、それが間違いなのです。請求書は毎回確認し、間違いが無いかを見て、また、別の安いプランに切り替えられないか、といったことを定期的に検討することも必要です。

クレジットカードも自分が使用した一つ一つの項目を確認し、使用金額に間違いが無いかレシートと照らし合わせたり、無駄遣いをしていないか、前の月と比べたりということをするとよいでしょう。また、通帳は定期的に記入し、その明細も眺めるようにしましょう。

●使用した金額に対する認識が薄い

「財布に3万円入れていたはずなのに、気付いたら1000円しか残っていなかった。でもそんなにいつ使ったっけ…」そんな経験ありませんか?

友達とちょっとご飯を食べに行って、洋服を買って、映画を観て…あまり意識せずに、財布に入っているお金で支払っていて、実際いくら使ったかという感覚がなくなってしまっているなんてことがあります。

そこで有効なのは、生活費の分の口座と貯蓄口座をしっかりと分けることです。また、財布も使う種類によって分け、予算金額のみを入れておくのもよいでしょう。そして、買い物後にはレシートを引っ張り出し、家計簿をつけるのが理想的です。

そのようなクセをつけることで、自分がいくら使ったかを把握することが可能になります。くれぐれも給料の余った分がそのまま貯金になるというずぼらな貯金方法はやめましょう。


●クレジットカードに頼りすぎる

クレジットカードはポイントがつくので、特に大きな買い物をするときには是非利用したいものですよね。

でも、クレジットカードがあることで、キャッシュレスで買えるということから、気が大きくなって残高も少ないのに大人買いをしてしまうなんてこともあるのです。

クレジットカードは便利ですが、しっかりと管理しないと、現金のように残金が財布の中で見えないために、使いすぎてしまう傾向があります。

クレジットカードを使ったら、しっかりとそのレシートを家計簿につけるということで、毎月の使用頻度を把握することが必要です。また、もしそれが難しいと言うようであれば、クレジットカードはやめたほうがいいかもしれません。

少しずつ取り入れてみてはいかがでしょうか。
まずはできることからコツコツと…